Monday, May 2, 2011

OMG ありえない請求書に驚愕の日曜日。そして月曜日、立ち直る。

Ow My God..
ありえない請求書が郵便物の中にはいっていたのは土曜日の夜。
まずは、こちらをどうぞー。


見にくいですが
請求書その1。
請求額$20,575





請求書その2
請求額$27,540



これらの請求書は2月に夫婦そろってうけた胃カメラ腸内カメラの
検査の請求書です。

メイク労組の保険が下りたので、労組クリニックのお医者さん(主治医)
にいって胃カメラ腸内カメラ検査を各自5ドルの実費支払いで受けられます
と言われ紹介された専門医に検査に行ったのが2月。

紹介された専門医で検査の説明を受けたときも、労組の保険で全額
カバーされている、と説明を受けましたが、なんと、この請求書。

Total Patient Responsibility とあるのが、保険がカバーしなかった金額で
私たちが払わなければ行けない額。

請求書その1、請求額20,575ドルがミスター夫。

請求書その2請求額27,540ドルが私の分。

週末は電話で問い合わせようにも、保険会社も病院も閉まっていて
どうしようもできない状態。いったいどういうことー!?

請求書のことをひたすら考えないで、いいことに心を専念しようと、
日曜日訪れたママジャン(義理母)宅にて、庭のバラに集中しつつ
心労はピーク。あっという間に唇にヘルペスが発生。痛い。。


気分転換に
ママジャン宅の
美しいバラちゃんを
ご覧あれー!

元気にスクスク
育っています。
高さ1mはあります。





昨夜ママジャン宅から帰宅すると、オバマ大統領のオサマ ビンラデイン
殺害の緊急報告演説 がテレビで流れていましたが、昨夜の私はそれどころ
ではありませんでした。ビン ラデインよりも総計$48,015ドルの
請求書のほうが我が家にとっての今の大問題。
もう何をする気力もなく、フラフラでベッドにはいりました。

今朝起きてすぐに労組の保険会社に問い合わせの電話。
電話に出てきたオペレーターに説明すると、あっさり無情な一言。

” あなた方がかかった専門医が検査を行ったサージカルセンターが労組の保険
でカバーされていないので、合計48,015ドル(約460万)が自己
負担です。”

えええーーー!!!  (この時点で私は涙目。)

いくら前向きにと思っても、これには涙が出ました。

胃カメラ腸内カメラ検査の専門医が労組の保険で認定されたお医者さんでも
そのお医者さんが検査(施術)を行った場所が認定されていないため、こうなった
とのこと。 私たちはその辺まったくもって説明されていないし、主治医も
専門医の先生もその辺にはまったく触れてもいませんでした。

アメリカではこのパターンが多いのです。
専門医が個人で大きな病院のオフイスをかりて患者に応対。
実際の施術は、また別にかりている専門ハイエンド医療機器のそろった
サージカル(施術)センターで行われる。
(そこを10人くらいの専門医が借りて運営しているのです。)

そのサージカルセンターは専門医とはまた別のもの。

ショックで、涙ながしながらミスター夫にこのことを報告。
、その前に、この専門医を紹介した労組保険クリニックの主治医にも怒り。

普通に受けたら6000ドルほどだと聞いていた胃カメラ 腸内カメラ検査に
ここまでふっかけたサージカルセンターにも怒りと幻滅。



ここで心を和ませる
ママジャン宅の
平和ガーデンを
ご覧あれー。








ミスター夫が怒りをこらえて冷静に、しかもナイスに主治医、専門医、
サージカルセンター、各所に長い時間電話して聞いてくれました。
主治医から専門医にたらい回しされ、専門医からサージカルセンターに
たらい回しされた結果、サージカルセンターがようやく答えをくれました。

今年にはいって労組保険に認定された場所なので、その請求書をみて
驚かれるとは思いますが、最終的にとどく自己負担額の請求は100ドル
足らずです、とのこと。

ほおおーーーーー。。。

、、としましたが、それでも納得できないアメリカの医療システム。
、と労組保険会社電話オペレーターの無知さ。
詳しく調べもしないで、一言、
”合計48,015ドル(約460万)が自己負担です。”
と言い放ついい加減さ。

それにも増して、専門医に紹介した主治医。(紹介した専門医から
紹介料をもらう、と後で聞きました。)
ちゃんと、普通の額で普通に検査をする労組病院がバーバンクに
あるのに、なのに、ビバリーヒルズの専門医を紹介するあたりが幻滅です。

労組の保険はアメリカ国内でも最高といわれるカバレージの保険。
その保険をしょってやってくる私たち患者は最高のカモ。

いわば鴨がネギしょってやってきた。。

それゆえに、医療費は高い。 バカ高い上に、異様に各所麻酔や
全身麻酔をうちたがります。

実は私が先週金曜日受けるはずだった、問題のあるほくろ摘出手術も、
主治医から紹介された専門医オフイスからの手術前日の不信な電話が原因で
実費でキャンセル料100ドル払ってまでもキャンセルしました。

ほくろ1個とるのに全身麻酔うって、$2500。 労組保険がカバーして
くれるので、あなたは何も心配しなくていい、けど、ドクターが上の階にある
サージョンセンター(施術センター)にいってオペをするので、あとでその
オフイスの使用料の請求があるかもしれない。、と手術の前日電話でいうのです。
しかも手術の時間も、きゅうに朝10時半から7時半にかえる始末。


あるかもしれない、って、この場合、この専門医はサージョンセンターも経営
しているので、何?、これって名前を変えて一階と二階で初診料別取りで
ウハウハ大もうけ??、、しかも全身麻酔。。ほくろ1個に??

この週末から自分がもうかれば保険制度の全体機能のことなどどうでもいい
こういう個人専門医のありえない姿に、アメリカ社会のいやな部分を見て
心がどっぷり疲労しています。

この週末、私をささえてくれたのは、キャンデーズのスーちゃんの言葉。
” 幸せな幸せな人生でした。”

スーちゃんのフアンへの最後の肉声メッセージ、ということでニュースで
読んだのですが、この言葉が私を支えて、励ましてくれました。
なにがあっても、最後にこの言葉を口にできる女性になりたい。

私は世代的にキャンデイーズはほとんど記憶になく、ピンク レデイー
で幼少期をすごしました。 なので今までキャンデイーズ自体に深い思い出は
ありませんでしたが、田中好子さんが最後にフアンに残したメッセージ、という
記事を読んで、スーちゃんってこんなに素敵な女性だったんだ、と初めて知りました。

心が疲労して、もう全部イヤになりかけたこの週末、何度も何度も
” 幸せな、幸せな人生です。” と口にしては、今まで自分が通過してきた
特に神戸の震災直後の色々を思い出して、今の自分がいかに恵まれているか
自分自身に思い出させています。

どこの国に住んでいても、理解しがたい理不尽な社会の構造があります。
私の大好きな日本にだってそれはあります。

結局は、どこに焦点をあてて、自分はどう生きるか、この社会の恩恵を自分が
どう利用するか。、それによって毎日の自分の幸せ感が変わるのでしょう。

No comments:

Post a Comment